大阪府高石市のさくらの樹クリニック 高石院では、地域住民の皆様の健康をサポートするため、3ヶ月に1回のペースで健康啓発イベントを開催しています。
先日では、3月25日にアプラたかいしにて第3回健康フェアを実施いたしました。 当日は血圧や骨密度の測定、看護師による健康相談、脳トレを交えた健康体操などを行い、多くの皆様にご参加いただきました。
実は、こうした定期的な「自分の体の見える化」と「適度な運動」こそが、健康寿命を延ばすためにはとても効果的な手段です。
今回は当日の様子をお伝えするとともに、測定の重要性についてクリニックの視点から解説します。

1. アプラたかいしで健康イベントを実施しました
今回のイベントも、高石市職員さんのご協力の元、高石駅の目の前にあるアプラたかいし内にて開催させていただきました。お買い物ついでに立ち寄れる場所ということもあり、主婦層からご高齢の方まで幅広い方々と交流させていただくことができました。
健康イベントで実施した内容
当日は、以下の4つのブースを中心に展開しました。
- 健康相談・血圧測定:看護師による日頃の不安解消のアドバイス。訪問診療に関するご質問もありました。
- 骨密度測定:専用の機器を用いて踵の骨から骨の強さのチェック。
- 健康体操ワークショップ:心身をリフレッシュさせる10分程度でできる運動プログラム。
当院では、単に診察室で待つだけでなく地域へ出向くことで、皆様がどのような健康課題を抱えているのかを直接伺い、地域に根ざした医療を提供したいと考えています。
2. 高石市長にもご来場いただきました
今回の第3回健康フェアには、大変光栄なことに高石市長がご見学に訪れてくださいました。
市長は各ブースを熱心に見て回られ、市民の皆様が健康づくりに励む様子を喜んでいらっしゃいました。市長にご興味を持っていただけたことは、当院スタッフにとっても大きな励みとなりました。

行政と医療機関が手を取り合い、高石市を「いつまでも元気に暮らせる街」にしていく重要性を再確認できた貴重な機会となりました。
3. 血圧・骨密度測定と健康体操の医学的重要性
イベントで実施した各項目には、医学的に非常に重要な意味があります。
血圧測定:サイレントキラーを防ぐ
高血圧は自覚症状がほとんどありませんが、放置すると動脈硬化が進み、心不全や脳卒中のリスクを高めます。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」では、診察室だけでなく家庭での定期的な測定が推奨されています。
骨密度測定:いつの間にか骨折を防ぐ
特に閉経後の女性は、骨を保護するエストロゲンが減少するため、骨密度が急激に低下しやすくなります。日本骨粗鬆症学会の「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015」によれば、早期に数値を把握し、適切な栄養と運動を取り入れることで、将来の寝たきり原因となる骨折を未然に防ぐことが期待できます。
健康体操:身体と脳のダブルトレーニング
今回の体操では、以下のプログラムを実施しました。
- 身体の運動:足首のストレッチ、背中・腕の運動、足踏み(歌や手拍子付き)。
- 脳トレ運動:食べものしりとり、左右非対称の指折り。
これらは、厚生労働省が推進するアクティブガイドや、日本サルコペニア・フレイル学会が提唱するフレイル(虚弱)予防に基づいています。
特に「歌いながら足踏みする」といった二つの動作を同時に行う「デュアルタスク(二重課題)」は、転倒予防だけでなく認知機能の維持にも非常に有効です。

4. 健康に気を付ける意味
健康はとてもかけがえのないものです。悪化してから徐々に健康な状態に体を回復させるには状態によっては難しくなります。
そのため、「病気になってから治す」のではなく「病気にならない体を作る(一次予防)」、あるいは「早期に見つけて対処する(二次予防)」ことが大切です。
さくらの樹クリニック 高石院では、アプラたかいしに併設されている利便性を活かし、お買い物ついでに予約制で待ち時間少なく受診できる体制を整えています。また、忙しくて通えない方にはオンライン診療、通院が困難になった方には多科目対応の訪問診療を提供し、どのようなライフステージでもシームレスに介入することが可能です。
5.まとめ
今回実施させていただいたイベントを通して、地域の方のお困りごとや健康に対するお悩み等を聞かせていただきました。今回のイベントを生かし、今後より一層地域に根差した活動ができるように励んでいきます。
今後もこのようなイベントを実施していきますので、お見掛けした際にはお立ち寄りいただけますと幸いです。

5. よくある質問(FAQ)
Q1. イベントで数値が悪かったのですが、すぐに受診すべきですか?
A1. 測定結果はあくまで目安ですが、高い血圧や低い骨密度が継続する場合は、一度内科で詳しい検査を受けることをお勧めします。
Q2. 健康体操は自宅でも続けられますか?
A2. はい。今回実施した「足回し」「指折り」や「歌いながらの足踏み」は場所を選ばず行えます。毎日10分の積み重ねが、厚生労働省の推奨する「プラス・テン(今より10分多く体を動かす)」に繋がります。
Q3. 次回の健康フェアはいつですか?
A3. 3ヶ月に1回を目安に開催しています。次回の日程はアプラたかいし館内の掲示板や当院のホームページ、公式LINE等でお知らせいたします。
6. 出典・参考文献リスト
今回の記事を執筆するにあたり、以下の公的資料を参照いたしました。
- 特定非営利活動法人 日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2019
- 一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会:フレイル診療ガイド
- 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム:アクティブガイド
- 一般社団法人 日本骨粗鬆症学会:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015
クリニック情報・予約案内

さくらの樹クリニック 高石院
- 所在地: 大阪府高石市綾羽1丁目9-1 アプラたかいし1階(高石駅から徒歩2分)
- 診療科目: 内科 訪問診療(精神科、整形外科、泌尿器科、皮膚科)
- 外来受付: 午前診(9:00〜12:00) ※月・火・木曜日は完全予約制です。
- 電話番号: 072-275-7980(受診の際はまずお電話を)

注釈:
※本イベントで実施した測定は、診断を確定させるものではありません。詳細な診断には医師の診察と精密検査が必要です。
※骨密度測定において自由診療(自費)での精密検査を希望される場合は、検査内容に応じた費用(目安:3,000円〜5,000円程度)が発生することがあります。副作用として、測定部位の軽微な圧迫感を感じる場合がありますが、人体への悪影響はほとんどありません。